哲学はほうれい線を刻み、インスタは美肌フィルターを厚くする
政治?物価?年金?
ニュースを見るたびに「どうしてこうなった」と肩でため息をつく毎日。
世の中を憂うって、こんなにシワを増やす行為だったのかと実感してます。
ところが、ついスマホをスクロールしてると…。
ド派手メイクでプリクラを撮ってはしゃぐ女子高生、
「カフェラテが映える♡」とストローをくわえる女子大生。
政治の「せ」の字もない、脳内はきっとリップの新色と今日の映えスポットだけ。
…で、ふと思うわけです。
未来を案じるより、足元のパンケーキの角度を気にしてた方が幸せなのかもしれない。
「女は愛嬌」とか「橋が転がっても可笑しい」なんて言葉、案外正解だったのかも。
考えない美学。
周囲の視線だけを気にして、未来なんて一切見ない。
そうすれば、きっと私の眉間のシワも消えて、見た目年齢マイナス10歳。
まあ、さすがに今さらTikTokデビューは無理だけど。
悩み多きオバちゃんとしては、無邪気にストローを吸う彼女たちに、
「それ、最高のアンチエイジングよ」って拍手を送りたいのです。