遠目で有名人風、小道具は黒縁メガネ

Kao/ 10月 6, 2025/ 未分類

季節の変わり目になると、YouTubeに「コーデ動画」なるものが大量発生する。
最近はもう「コーディネート」と言わずに「LOOK UP」とか「エディター」とか横文字を散らして、自分の格を上げている風。

でも一番の“???”は、やっぱり黒縁メガネ。
芸能人がコメント撮るときにかける「知的アピール用小道具」と同じで、一般人おしゃれ番長や元ショップ店員の人まで必ず黒縁メガネをかけて登場する。遠目で見たら「誰? 芸能人?」とざわつかせる効果はあるのかもしれないけど、私からすれば「いや、それただの黒縁でしょ?」と背中がむずがゆい。

昭和の世代だと、テレビ全盛期をリアルに知っているからこそ、今の「YouTubeで黒縁メガネ+LOOK UPごっこ」に余計にチープさを感じるのだと思う。
若い世代からすれば「黒縁メガネは普通に便利なアイテム」「LOOK UP=横文字でちょっとカッコいい」くらいの感覚なんだろう。

でも、演出が透けて見えてしまう人間からすると「また横文字でごまかしてるな」としか思えない。
つまり、これは世代差じゃなくて「演出に敏感な人」と「乗せられる人」の差。
私? もちろん敏感派。だって、昭和のオバちゃんは本物の「テレビ演出」を浴びて育ったんだもの。だからこそ今の“なんちゃって黒縁知的風”には、むしろ安っぽさしか感じないのよ。

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