政治談義は暇人の娯楽?~昭和おばちゃんの冷ややかな視線~
与党の首班指名で世間はざわついている。
政治に関心を持つのは、だいたい年配か経済界のおじさん。
一番これからの日本を背負う若者たちは、物価高騰、手取りの低さ、子育てでそれどころじゃない。
政治談義なんて、もはや“時間のある人の娯楽”に近い。
昭和バブルのおばちゃん世代は、あの景気の良かった頃の記憶が鮮明だ。
ニューヨークのブロードウェイの一等地を日本企業が買い占めた、なんてニュースもあった。
自分に関係なくても、なんだか誇らしかった。
「日本すごい!」って、心底思えたあの時代。
それが今やどうだろう。
物価は上がり、給料は据え置き。
国民総中流のぬるま湯にどっぷり浸かったまま、ハングリー精神がどこかへ消えた。
昭和には「アメリカンドリーム」に憧れた若者がいた。
平成は「堅実な人生」が正義になり、令和は「投資疲れ」の時代かもしれない。
そろそろまた、浮かれてもいいんじゃない?
「夢みたいな話」を、もう一度本気で信じてみる。
——それくらいの勢いが、今の日本には必要だと思う。