「一般人でよかった——光と炎上はスターに任せます」 — 承認欲求? そんな危険物、持ち歩きません —
大谷選手って、すごいわね。
才能・努力・人柄・運・収入・結婚生活まで、全部ストレート勝ち。
もう「人生総合優勝」みたいな感じ。
でも昭和のオバちゃんとしては、そこでふと湧くのよ…
“こんなに上手くいっちゃって、後でドーンと谷底に落ちない?” っていう余計なお世話が。
ほら、昭和には“一億円拾ったおじさん”の話があったじゃない?
棚ぼたで人生狂った典型例。
ああいう話を見すぎた昭和世代は、どうしても思うのよ。
「人生は、山が高いほど谷も深い」
で、その点、私?
毎月「今月もお金足りないわ〜」って言いながらスーパーの半額シールを追いかけて暮らす、地味〜な一般人。
でもそれって、案外幸せなのよ。
谷も浅いし、山も低い。
そりゃ富士山じゃなくて裏山だけど、裏山は裏山で落ちても大ケガしない。
人生の落差が小さいって最高の安全装置よ。
今の時代、動画一本でバズり、
「一般人なのに数十万人が知ってる顔」
なんて現象も起こるけど、
あれも結局“突然できた谷に落ちる伏線”みたいで、オバちゃんは怖いのよ。
バズったらバズったで、次は
「視聴者にウケる顔」
「ウケる生活」
「ウケる発言」
をしなきゃいけなくなる。
もはや人生が「視聴率制」よ。
昭和のオバちゃんには無理。
その点、私のような“雑草みたいな一般人”は気楽なもんだわ。
そもそも誰も見てないから、
ウケ狙いも、視聴者サービスもゼロ。
いつでも自然体。
何も起きない…けど、何も奪われない。
ああ、一般人って最高。
脚光なんていらないわ。あれ、当たるとやけどするから。