「あなた何冠王?俺流上司に疲れる昭和オバちゃん」 ― レジェンドでもないのに“私流”を強要する上司たちへ。器の差は仕事より先にバレる ―
昭和のオンナ上司といえば、すぐ感情的になるのが欠点。そんなレッテルを貼られていた時代があった。
ところが令和。
自衛隊ですら女性上司が珍しくない。冷静な判断が求められる職場で男女差別もかなり減った。
いい時代じゃないの。
……と思ったのも束の間。
最近気づいた。
問題は性別じゃない。
「俺流(私流)を強要する上司」問題。
これ、人としての器の話なのよ。
仕事なんて右から始める人もいれば、左から始める人もいる。
ゴールにたどり着けばそれでいい。
なのに。
「私と同じ手順でやって」
「前もそう言ったよね?」
「なんで違うやり方するの?」
――いや、小学校の書き取りじゃないんだから。
「とめ・はね・はらい」までチェックされる職場って何?
思わず心の中で叫ぶ。
アホか。
野球の落合監督が「俺流」と言うのはいいのよ。
三冠王を何度も取ったレジェンドだから。
でもね。
あなた、何冠王?
会議の出席率王?
重箱の隅つつき王?
器の小さい人ほど、自分の型を守らせたがる。
なぜなら、自分のやり方以外を知らないから。
そしてこういう上司がいると、必ず誰かが言う。
「これだから女がトップになると…」
違う違う。
それ、女が問題じゃない。
単に“小物がトップに立った”だけ。
本当に器の大きい上司はこう言う。
「結果出せば、やり方は任せる」
そして部下が失敗したら、前に出て頭を下げる。
これがリーダー。
ところが小物ほど後ろに隠れて言う。
「私は指示しましたよね?」
出た。責任回避の名人。
昔から言うでしょう。
バカとはさみは使いよう。
最近思うのよ。
上司を変えるより、使いこなす技術を磨いたほうが早い。
「はいはい俺流ですね」
「さすがです」
「勉強になります」
心を無にして三点セット。
そう、会社とは仕事をする場所であると同時に、
演技力を磨く舞台でもあるのだ。
今日も私は静かに思う。
出世しなくていい。
ただ、器の小さい人の“俺流ショー”だけは、早く終演してほしい。