令和の昭和騒動 ~ホルムズ海峡とトイレットペーパーの記憶~

Kao/ 4月 19, 2026/ 未分類

石油ショックという言葉を聞くと、昭和のトイレットペーパー騒動を思い出す。

店から紙が消え、人々が慌てて買いだめに走った。
今では笑い話のように語られるが、その時は誰も笑っていなかった。

令和になって、今度はホルムズ海峡封鎖だ。
石油供給問題、そしてガソリン高騰。
何十年ぶりかで「暫定税率」を解除したというのに、
ガソリンは相変わらず高い。

宇宙開発、AI、ロボット。
未来の話ばかりしていたはずの令和なのに、
気がつけばまた石油の話をしている。

未来都市を夢見ていたつもりが、
ニュースの中身はどこか昭和の再放送だ。
時代は繰り返すという。

では次は何だろう。
またマスク騒動か、トイレットペーパー騒動か。
店頭から物が消えると、人は急に賢くなるどころか、むしろ群衆になる。
普段は冷静な顔をしている人ほど、
「残りわずか」の紙一枚で判断力を失う。

AIがどれだけ進歩しても、
買いだめをするのは結局、人間だ。
文明は進歩しているのに、人間の行動パターンはあまり変わっていないらしい。

昭和のオバちゃんは、停電も断水も経験している。
だから近年の「何も起こらない平和な時代」の方が、
むしろどこか落ち着かない。
静かすぎると、そのうち何か起きるのではないかと思ってしまう。

人間というのは、ときどき刺激がないと鈍るものなのだろうか。
常に寝首をかかれる準備でもしていないと、安心できないのかもしれない。

もっとも、昭和回帰といっても、
ミニスカートやボディコンまで復活するとは思えない。

どうやら人間は、
不安だけは昭和並みに繰り返すが、
景気の良さだけは絶対に復活させないらしい。

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