介護_心の声
最近やっと、年老いた母は私を育てた母とは別人格だと、私自身で納得してきている。
昔のように綺麗好き、気配りのできる母なら、娘に介護をされる必要はないのです。
そのため何か癇に障っても、大声で怒らないように一息入れることができつつあります。
とはいえ、先日も近所の歯医者に通院しているのですが、
帰りにいつも「いつまで通院するの?」と聞いてくる。
仕事がある訳でもなく、徒歩で通院できる場所の歯医者である。
「歩く練習に通っていると思いなさい」、「若い人の税金で安く病院にかかれるのに、感謝の気持ちがないの? 」
と叱り飛ばしました。
いつまで経っても被害者意識ばかりで、自分が一番かわいそうな老人と思っている母なのです。