「断捨離の代償。ウエストが昭和から令和に進化していた話」 ― 洋服は減ったのに、増えたのは下半身だけ ―
在宅ワークになってから、スーツを着る機会がゼロ。
通勤がないって、ほんと楽。でもね——気づいたら服装も気持ちも“部屋着レベル”にまで堕ちた。
出社しなくていい=ファッションの冬眠。
唯一の外出はスーパー。おしゃれのピークが「エコバッグの柄合わせ」ってどうなのよ。
で、久々に断捨離スイッチが入った。
「これもう着ない」「これも古い」って捨てたら、クローゼットがスカスカに。
よし、気持ちもスッキリ!……のはずが、試しに残した1軍パンツを履いてみたら、ファスナーが中間地点でSOS。
数キロしか増えてないのに、まるで別人仕様。
あの頃の私、どんな素材でできてた? 骨格からリフォームでもしたの?
しかも最近の服って、やたら“伸びる”のよ。
ウエストゴムとストレッチ素材のダブル詐欺。
あれに慣れた体は、もう昭和のパンツなんて受けつけない。
——結果。断捨離で服を減らし、買い直しで経済を回す。
結局、日本経済を支えてるのは主婦の脂肪と購買欲。
私が新しいパンツを買うたび、どこかでGDPが0.0001%くらい上がってるはず。