「土俵の勝敗はスッと見れるのに。戦争の話になると胃が痛い」 ― 昭和オバちゃんが“赤紙”を考えると、皮肉と本音が止まらない ―

Kao/ 11月 24, 2025/ 未分類

九州場所が終わり、力士たちは汗と涙のドラマ……なんて言うけど、
昭和のオバちゃん的には、
「あら、今回は誰が泣いて誰が怒鳴ったの?」
と、昼ドラ感覚で見ている。

しかし今年は、優勝した力士の“母国が戦争中”。
ここでいきなり、昭和オバちゃんの思考がスライドする。
「ちょっと待って? 自分の国が戦争なのに、日本でお相撲とってていいの?」

昔の日本なら?
赤紙一枚で、金メダリストでも作家でも“はい戦地行き”ですよ。
国が燃えてるのに、“相撲頑張ってます!”では済まなかった。
だからつい思う。
これ、お国に貢献してんのか?
それとも単なる“海外出向”か?

◆息子に赤紙が来たらどうするか問題
昔の私は迷った。
「息子が戦争?嫌よ、仮病でも使いなさい」と思ったこともある。
でも今は違う。
仮病で逃げたら、一生“卑怯者”の看板を背負う。
そんな人生、地獄。
だったらいっそ、
「散ってこい」の方が、まだまし。
昭和って、そういう時代だった。

◆そして「非国民」という死語が蘇る
今や誰も使わない古語だけど、この言葉には妙なリアルがある。
今回の相撲を見て、
久々にこの言葉が胸に浮かんだ。
“国が燃えてる時に、あなた何やってるの?”
という冷たい視線ね。
もちろん本人には本人のドラマがある。
でも国民は、そんな細かい背景より
“空気感”だけで裁く。
これぞ日本の恐ろしさ。

◆結局ね…
戦争だろうが、相撲だろうが、政治だろうが、
人間は最終的に “筋” を見てしまう。
いくら美談を飾っても、
「あんた、それ本当に胸張れる?」
という視線は誤魔化せない。

そして昭和のオバちゃんは、
今日もひとりでテレビに向かってつぶやく。
「国のために戦ってるのか、ただの出稼ぎなのか、
そこだけ教えてくれれば後は応援するわ」
皮肉だけど本音。

Share this Post