「奥様は魔女に憧れて、渡鬼で現実を知った」 ― 昭和ドラマが教えてくれた、女は一人が一番ラクという結論 ―

Kao/ 1月 8, 2026/ 未分類

子供の頃、憧れの目で見ていたアメリカのホームドラマがある。
『奥様は魔女』。

魔法で家事は一瞬、夫は基本お人よし、
ご近所トラブルも鼻をピクッで解決。
湿っぽさゼロ、説教ゼロ、陰湿さ皆無。
昭和日本の「我慢は美徳」文化とは、別の惑星だった。

一方で、日本の昭和ドラマといえば
『寺内貫太郎一家』『時間ですよ』。
ちゃぶ台がひっくり返っても、最後は団らん。
文句を言いながらも、なぜか全員そろって夕飯を食べる。
家族って、そういう“雑で温かい共同体”だった。

ところが、かなり遅れて観た『渡る世間は鬼ばかり』。
……え、これ地獄絵図では?

嫁姑、夫婦問題、更年期、金、見栄、嫉妬。
女が五人集まると、鬼は外じゃなく内側にいた。
結婚しても、子どもが巣立っても、
「はい、お疲れさまでした」とは一切ならない。

観れば観るほど、
「女は独身で一人で気ままに生きたほうが楽なのでは?」
という結論に、毎回引きずり込まれる。
血縁って、安心でもあり、呪いでもあるのね。

親子、兄弟、姉妹。
結局、“氏より育ち”というより
“どんな環境で、誰と距離を保って生きるか”。
それが人生の快適度を左右する気がする。

そう考えると、今の自分の環境も悪くない。
魔法は使えないけど、
鼻をピクッとさせなくても、
静かな時間は自分で守れる。

――魔法は使えないけど、
「一人で平穏に暮らす能力」だけは身についた。
それ、今の時代では最強スキルよ。

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