介護_医療従事者だっていいじゃないか
一昔前は、介護は家族が犠牲になるもの。家族が共倒れになる。
その時代から、行政サービスが設立されて「介護保険」が施行された。
過去に特別養護老人ホームのデイサービスで働いた時に、
今は、家族が犠牲になる時代ではないんです。行政サービスをうまく使いましょう。
とご家族には説明してきた。
ところが今の自分は、「医療従事者なら家族が高齢者を見れない訳がない」
自分が自宅で高齢者を介護する分、他所の家庭が行政サービスを利用できる。
などなど、行政サービスを受けることに躊躇いがある。
医師、看護師、コメディカルなど、病院で働いている人だからって、高齢者を自宅で介護するとは限らない。
何十年ぶりに、ボケかかった実母と一緒に生活してると、思うところが多々出てくる。
耳の遠い実母に大声で話すと、ついつい穏やかな説明などとはかけ離れた言葉使いになってしまう。
実母に大声を出す自分にも嫌悪感を抱く。私の心のバランスは大丈夫？
いっそ高齢者施設に預けて、月一回程度の面会で自分の役割を満足させた方が健全なのでは？
医療従事者だって、ボケた親を自宅で面倒をみる義務はないのです。